FUKURO — Intrusion Detection & Containment
侵入を、止めるのではなく
被害が出る前に封じ込める。
完全に防ぐセキュリティは存在しません。現実に起きているのは、 不正アクセスの「試行」があり、それが検知されないまま数日が過ぎ、 気づいた時には手遅れになっているという流れです。 当サービスは、試行の段階で検知し、封じ込め手順をその場で提示し、 対応した記録を改ざん検知できる形で残します。
攻撃は、防げない。だが「気づく」ことはできる。
2026年10月、国内で複数のサービス停止が続きました。 共通しているのは、侵入そのものよりも「検知の遅れ」が被害を大きくした点です。 侵入されてから動くのでは遅い。試行の段階で動くための仕組みが必要です。
Phase 1
偵察される
攻撃者はまず、公開されているパスを機械的に叩きます。この段階で気づけるかどうかが分岐点です。
Phase 2
試行される
認証の失敗が急増し、既知の攻撃ツールの痕跡が出ます。まだ被害は出ていません。
Phase 3
侵入される
この段階に入ると、永続化(自動起動の登録)が行われ、次の侵入に備えられます。
Phase 4
被害が出る
情報の持ち出し、不正取引、踏み台利用。ここまで来ると復旧に時間と費用がかかります。
当サービスが対象とするのは Phase 1 と Phase 2 です。 そして Phase 3 に入られた場合に、被害を最小化するための封じ込め手順を用意します。 Phase 4 の復旧作業そのものは行いません。
7つの検知ルール
すべて、実際に観測される攻撃の手口に基づいています。推測でルールを増やしません。
R1
認証失敗の急増HIGH
同一IPから10分間に20回以上の認証失敗。パスワード総当たりの初期兆候です。
R2
既知の攻撃パスへのアクセスHIGH
/.env /.git/config /wp-login.php /phpmyadmin など、攻撃者が最初に触るパスへのアクセスを検知します。
R3
自動スキャナの User-AgentHIGH
sqlmap / nikto / nuclei / gobuster など、攻撃ツール固有のUser-Agentを検知します。
R4
大量リクエストMEDIUM
同一IPから短時間に100回以上のアクセス。可用性への攻撃、または総当たりの兆候です。
R5
新規の永続化ポイントHIGH
スタートアップ、タスクスケジューラ、自動起動サービスに前回との差分が出た場合。侵入後の定番の手口です。
R6
署名が検証できないプロセスMEDIUM
稼働中のプロセスのうち、デジタル署名が検証できないものを検出します。
R7
攻撃が到達しうるCVE該当CRITICAL
CVE 即時判定と連携し、脆弱なバージョンかつ攻撃経路が存在する箇所を最優先で報告します。
検知した時に、何が出るか
通知だけでは役に立ちません。検知した時点で、封じ込め手順までを出力します。
※ 実データから個人情報を伏せた上で掲載しています。検知ルールの実装は非開示です。
「監視しています」で終わらせない
監視サービスは数多くあります。違いは、検知した後に何が出るかです。
| 項目 | 一般的な監視サービス | 当サービス |
|---|---|---|
| 通知の内容 | 「不審なアクセスを検知しました」 | ルール・根拠・対象を特定して通知 |
| 検知後の手順 | 問い合わせ窓口へ | 封じ込め手順を同時に提示 |
| 平常時 | 定型レポートが届き続ける | 差分が出た時だけ通知(無音) |
| 端末側の監視 | 対象外(ネットワークのみ) | 永続化・プロセス署名まで確認 |
| CVEとの連携 | なし | 到達可能性まで含めて判定 |
| 記録の完全性 | なし | ハッシュチェーンで改ざん検知 |
| チェックシート対応 | 月次レポートのみ | 検証可能な対応証跡を提示 |
守備範囲
できないことを明記します。これが前提です。
できること
- 不正アクセス試行の検知と通知
- 検知した時点での封じ込め手順の提示
- 永続化ポイントの差分監視
- 署名が検証できないプロセスの検出
- CVE該当判定との統合
- 対応記録のハッシュチェーン保管
- 月次サマリによる対応証跡の提示
- 緊急時の停止手順の整備
できないこと
- 未知の攻撃手法(ゼロデイ)の検知
- 「絶対に侵入されない」ことの保証
- 内部犯行の検知
- 取引先(サプライチェーン)経由の侵害の検知
- アプリケーション固有の論理的な欠陥の検出
- インシデント発生時の復旧作業そのもの
- 被害範囲の法的な判断
- 24時間365日の即時対応(営業時間内の対応です)
料金
初期設定のうえ、月額で継続します。検知が無い月は、静かなままです。
Watch Monthly
¥19,800/月
- 日次での検知検査
- 差分が出た時のみ通知
- 検知時の封じ込め手順の提示
- 月次サマリレポート
- 対応記録のハッシュチェーン保管
- CVE該当判定(年2回まで)
※ 表示価格は税別です。
※ Watch Monthly は、Setup の実施を前提とします。
※ 検知ルールは、実際に観測される攻撃手口に基づいて更新します。更新は月額に含まれます。
※ 検知ルールの実装、および封じ込め手順の判断基準は非開示です。
※ 監視は日次で実行します。リアルタイム監視が必要な場合はご相談ください。
よくあるご質問
Cloudflare を使っていませんが、対応できますか。
Cloudflare をお使いでない場合、WAF・レート制限に関する検知(R1〜R4)は範囲外となり、端末側の検知(R5・R6)とCVE判定(R7)のみの提供となります。Cloudflare は無料枠でもWAFの基本ルールとレート制限が利用できるため、設定からご支援できます。
通知はどこに届きますか。
Telegram またはメールで通知します。critical と high のみを即時通知し、medium 以下は月次サマリにまとめます。通知が多すぎて読まれなくなる状態を避けるための設計です。
検知したら、御社が止めてくれるのですか。
いいえ。封じ込めの判断と実行はお客様の環境で行っていただきます。当社は、何をどの順番で止めるべきかを手順として提示します。これは、当社が誤って重要なサービスを停止させるリスクを避けるためです。緊急対応(Emergency)では、実行の陪同と手順の作成を行います。
24時間365日で対応してもらえますか。
監視は日次で自動実行されるため、24時間稼働します。ただし、検知に対する人的対応は営業時間内となります。夜間・休日の即時対応が必要な場合は、その旨をご相談ください。体制が整っていない場合は正直にお伝えします。
ハッシュチェーンの記録は、何の役に立ちますか。
取引先のセキュリティチェックシートで「インシデント対応の記録」を求められた際、記録が後から改変されていないことを示せます。単なる月次レポートでは「いつ作ったか」しか示せませんが、ハッシュチェーンでは「改変されていないこと」を示せます。
WAFを設定すると、サイトが表示されなくなりませんか。
なりません。当社は、既知の攻撃パターンのみを対象としたルールと、通常の利用では到達しない閾値のレート制限から設定します。設定前後で、主要ページの応答が変わらないことを確認してから本番適用します。誤検知が出た場合は、除外設定を行います。
情報処理安全確保支援士の署名はありますか。
ありません。当サービスは登録セキスペによる監査ではなく、実測ツールによる検知と手順の提示です。士業の署名が必要な調達要件がある場合は、提携先をご紹介しますのでご相談ください。